「おいしさ」届けます 年越しそば生産ピーク


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大みそかを前に、年越し用の沖縄そばの生産に精を出す従業員ら=29日午前、西原町東崎の三倉食品

 2012年もあと2日を残すのみとなった29日、県内の沖縄そばの製麺所では、大みそかに向けた年越しそばの生産が最盛期を迎えている。各製麺所は、従業員を増やしたり操業時間を延長したりするなどの対応に追われ、多くの消費者に「おいしさ」を届けられるよう、出荷作業に精を出している。

 西原町の三倉食品(佐久間健治社長)は26日~31日まで24時間態勢にし、従業員も通常より約20人増やした。29日午前には約10人が生産に従事し、ゆで上がった出来たての麺に油をまぶしたり、取り分けて袋詰めにしたりする作業にいそしんでいた。
 同社は約15万食分の生産を見込んでおり、そのうち6万食を県外の飲食店へ、残りは県内の大手量販店などに出荷することにしている。
 佐久間社長は「家族のだんらんなど楽しい時間に食べてほしいと思い、社員一丸となって心を込めて生産している。年越しそばを食べてぜひ来年を良い年にしてほしい」と話し、多くの人々に食べてもらえるようPRした。