小ぶりでも甘さは最高 名護、タンカン本格出荷


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タンカンの状態を丁寧にチェックする女性ら=11日午前、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センター

 【北部】JAおきなわのタンカン初出荷式が11日、名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センターで開かれた。

2012年度の生産量は、台風や鳥獣害の影響で例年の半分程度の約319トンを見込んでいる。5・5~6・7センチの小さいサイズが中心だが、糖度は近年で最も高くおいしいという。
 11年度の生産量は、台風の影響により過去最低の159トンにとどまった。12年度産の出荷は12月から始まっているが、本格的な出荷は11日からとなる。14日からは関東を中心に県外出荷を始め、30トン程度を出荷する計画だ。
 初出荷式ではJA職員や生産者らが集まり、タンカンを載せたトラックを見送った。JAおきなわ北部地区柑橘(かんきつ)生産部会の我喜屋宗雄会長は「生産者一丸となって栽培管理を徹底し、どうにか出荷式を迎えることができた。沖縄の冬果実の代表であるタンカンを県内外の消費者に届けたい」と話した。