「最高の戦い」誓う 棋聖戦沖縄対局前夜祭


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前夜祭で、互いの健闘を誓い握手する張栩棋聖(左)と井山裕太本因坊=16日、那覇市泉崎の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ

 囲碁の最高峰、第37期棋聖戦の7番勝負第1局沖縄対局(読売新聞社、日本棋院、関西棋院主催、琉球新報社共催)が17日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで打たれる。

対局を前に16日夕、同ホテルで歓迎前夜祭(琉球新報社、読売新聞社、日本棋院、関西棋院主催、第一交通産業グループ協力)が開かれた。張栩(ちょうう)棋聖(32)と挑戦者の井山裕太本因坊(23)も出席し、集まった約150人を前に健闘を誓った。
 棋聖戦は国内七大タイトルの一つで、県内で開催されるのは13年ぶり。琉球新報創刊120年を記念して開かれる。4連覇の掛かる張棋聖と、史上初の同時6冠保持を狙う井山本因坊。「天才棋士」と呼ばれる2人の対局に注目が集まる。
 前夜祭は、琉球舞踊が披露されるなど華やかな雰囲気に包まれた。あいさつでは、張棋聖が「厳しい戦いになると思うが、誇り高く戦いたい」と言えば、井山本因坊も「最高峰の舞台で最高の戦いをしたい」と返し、会場から大きな拍手が湧いた。