トゥシヌユールー 市場に活気 きょう旧正月


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旧正月を前に、正月用品を買い求める客ら=9日、糸満市中央公設市場

 2月10日は旧暦1月1日。「海人(うみんちゅ)のまち」として知られる糸満市糸満の市中央公設市場ではトゥシヌユールー(大みそか)の9日朝から、食材、花などを買い求める多くの客でにぎわった。年越し用の沖縄そばや旧正月用の豚肉、仏壇や床の間に飾るササと松、盛り花などが飛ぶように売れていた。

 母が経営するかまぼこ屋を姉妹で手伝う上原由企枝さん=糸満市糸満=は、ひっきりなしに訪れる客を相手にしながら、「平日よりは、お客は多いがまだ少ないほう。もう少したったら行列ができる」と忙しそうに話していた。
 毎年、旧正月は長野県から糸満市内の実家に帰省しているという、新城ハツエさん(52)は「旧正月をしないと年越しをした感じがしない。昔みたいに派手ではないけどお祝いをしたい」と話し、買い物していた。
 県内では糸満市のほか、うるま市勝連浜比嘉や宮古島市伊良部など、旧正月を盛大に祝う地域がある。