文化の力 友好築く 中国・日本・奄美・沖縄が共演 


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フィナーレで「てぃんさぐぬ花」を歌う「あけもどろ」の出演者たち=17日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター(真栄城潤一撮影)

 中国・日本・奄美・沖縄の文化友好祭「Dynamic Asia Symphonyあけもどろ」が17日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。

沖縄の本土復帰と日中国交正常化40周年、沖縄と福建省の友好県省締結15周年を記念し、各地を代表するアーティストが音楽で共演した。大型スクリーンに曲にちなんだ美しい風景が映し出され、約2800人の観客が異なる地域、国の文化交流を堪能した。
 仲井真弘多知事は「日中関係の現状を心配しながらも、文化の力を通じて、新しい友好関係を築くことを祈念する」とあいさつ。中国と嘉手納の龍舞や、幻想的な音色の中国の箏(そう)と津軽三味線の共演などが続いた。
 雅楽師の東儀秀樹さんは「四つの彩りが集う文化の祭典。地域の個性を認め合うのが一番大事なコミュニケーション」と話した。