【沖縄】琉球國祭り太鼓結成30周年記念公演「迎恩」が24日、沖縄市民会館で開かれた。県外30支部、海外5支部からもそれぞれ60人を迎え、総勢350人のメンバーが、創作エイサーの中心的存在である同団体らしい華やかで躍動感あふれる舞を披露した。
力強い太鼓の音を響かせ、文化を通した絆を確かめ合った。
公演は琉球古典音楽の「かぎやで風」に合わせ、ゆったりとした舞で幕開け。一方で「オジー自慢のオリオンビール」などでは軽快で独特の演舞を見せた。歌手の日出克さん、宮沢和史さんも出演し、「ミルクムナリ」「島唄」「シンカヌチャー」などを演奏し、ともに客席を感動させた。最後は観客一体となったカチャーシーで熱気に包まれた。
祭り太鼓の蔵根尚美会長は「若者たちの夢は豊かな想像力とあふれる情熱、仲間との強い絆で、言葉や文化を超えて大きく羽ばたいている」と30年を振り返った。