伝統芸能格調高く 新報芸術劇場が開幕


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息を合わせ、思いの込もった所作で「本嘉手久」を舞う最高賞受賞者ら=27日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 琉球古典芸能の登竜門「琉球古典芸能コンクール」の歴代最高賞受賞者らが競演する琉球新報創刊120年記念「第3回琉球新報芸術劇場 華の松・竹・梅」(琉球新報社主催、沖縄芸能連盟共催)が27日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開幕した。

29日まで。3日間で651人が出演し、琉球舞踊や琉球古典音楽の伝統芸を格調高く披露する。
 琉球古典芸能コンクールは、1966年に始まり、昨年の第47回までに舞踊、三線、箏曲、笛、胡弓、太鼓の6部門で計4297人が最高賞に合格した。
 初日は琉球古典音楽斉唱「稲まづん節」「早作田節」の音楽で幕開け。琉舞では、抑えた所作に深い思い入れを込める女踊「稲まづん」、「本嘉手久」などが多彩に披露された。2日目は28日午後6時半から同ホールで行われる。入場料は2500円。問い合わせは琉球新報社事業局(電話)098(865)5255。