アセローラ収穫始まる 本部町、多くは加工品に


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丹精込めて育てたアセローラの実を収穫する農家=14日、本部町崎本部

 【本部】国内でいち早く生産が始まった本部町のアセローラが収穫の時季を迎え、農家が早朝から作業に追われている。収穫は11月まで続く。

 14日、本部町崎本部の畑では、農家の仲地淳さん(57)が色づいたアセローラの実を吟味しながら、一粒一粒丁寧に摘み取っていた。アセローラを栽培し、約20年の仲地さん。「実に太陽の光が当たるよう、小まめに枝切りしたり、とにかく手入れが大事。収穫の時が一番の楽しみだね」と作業に汗を流していた。
 収穫した実は、多くがジュースやシロップ、ピューレなどに加工される。仲地さんは「泡盛と割ったらおいしいけど、飲み過ぎて大変。肌がつるつるになって、女性にもいいですよ」と太鼓判を押した。