基地のない島へ歩み 5・15平和行進、本島でスタート


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嘉手納基地沿いで、基地撤去を訴える「5・15平和行進」西コースの参加者ら=17日午後0時22分、嘉手納町屋良

 基地のない平和な沖縄を求める復帰41年「第36回5・15平和行進」(主催・同行進実行委員会、沖縄平和運動センター)が17日、沖縄本島で始まり、名護市辺野古など3地点から出発した。参加者は「東」「西」「南」のコースを歩き、「普天間飛行場の即時撤去を」「オスプレイ配備反対」などと訴えた。在沖米軍に風俗活用を提案した橋下徹大阪市長に対しても「沖縄を侮辱するな」と批判した。

 参加者は最終日の19日、それぞれの出発点から米軍普天間飛行場へ向かうように歩き、宜野湾海浜公園で合流する。同日午後2時から同公園屋外劇場で「5・15平和とくらしを守る県民大会」(同実行委主催)を開催する。
 17日午前、「東」コースの行進団は名護市辺野古の海岸を、「西」は読谷村役場を出発。「南」は那覇市役所を出発し、白梅の塔など南部戦跡を歩いた。2日目の18日は、「東」がうるま市の米軍天願桟橋近く、「西」が沖縄市役所、「南」が糸満市の平和祈念公園を出発する。