金武の田んぼ黄金色


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刈り取って乾燥させた稲の脱穀作業をする島袋米広さん=3日午後2時半ごろ、金武町屋嘉(渡慶次哲三撮影)

 県内有数の米の産地・金武町屋嘉で3日、収穫作業で刈られた稲穂が、道路沿いのガードレールなどに隙間なく掛けられていた。収穫は1週間ほど前から始まったという。乾燥を待つ様子は、この季節の屋嘉の風物詩になっている。

 午後には、刈り取られた田んぼに機械を置き、乾燥した稲の脱穀作業に汗を流す農家の姿が見られた。20代のころから米作りをしてきた島袋米広さん(69)は「今期は上出来だ。前期は台風で全滅したので、喜びも大きい」と話した。乾燥した稲穂「ちゅらひかり」は脱穀され、もみとわらとに分けられた。わらは綱引きの綱の材料として出荷されるという。