未来の詩人たち輝く 「神のバトン賞」表彰式


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第11回神のバトン賞の表彰式で笑顔を見せる入賞者たち=12日、那覇市天久の琉球新報本社

 県内の小、中、高校生を対象とした詩の賞、第11回神のバトン賞(主催・琉球新報社)の表彰式が12日、那覇市天久の琉球新報社多目的ホールで行われ、11人に賞状が贈られた。恒例の入賞者による詩の朗読もあり、堂々と自作の詩を読み上げる姿を、家族や教師らが温かく見守った。

 神のバトン賞が贈られたのは、長谷川梨子さん(さつき小4年)、屋富祖舞子さん(東風平中2年)、徳村玲美さん(糸満高校3年)の3人。
 佳作は、赤嶺帆花さん(さつき小3年)、照屋瑠佳さん(高良小3年)、喜納さくらさん(平真小6年)、有田伊吹さん(さつき小4年)、古波津勇人さん(東風平中2年)、浦崎玲佳さん(神原中1年)、仲座園恵さん(首里東高3年)、大城亜海さん(名護高1年)の8人。
 選考委員の松原敏夫さん(詩人、山之口貘賞受賞)は「子どもは詩人。今年も面白い詩を出してくれた」と講評した。主催者を代表し、琉球新報社の潮平芳和論説委員長は「一人一人が感じたことを自分の言葉で表現してくれた」とあいさつした。選考委員の市原千佳子さんによる「詩の教室」も初めて行われ、詩を書く楽しさについて話した。