歌で運動継続誓う 中頭青年団OB会コンサート


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「艦砲ぬ喰ぇー残さー」を合唱する中頭青年団OB会メンバーら=6月27日、沖縄市の中頭教育会館

 【沖縄】復帰運動や反基地運動をリードした中頭青年団OB会は6月27日、沖縄市の中頭教育会館で「島歌で語るウチナーぬ肝心(ちむぐくる)」と題したコンサートを初めて開いた。

 民謡歌手の金城実さんや4人姉妹の「でいご娘」が登場。参加した約120人は「艦砲ぬ喰ぇー残さー」などを合唱。歌とともに取り組んだ平和運動や復帰闘争を懐かしみながら、今後も運動を継続しようと誓い合った。
 同会の中根章(あきら)会長は「まだ労組が十分でない時期に歌とともに運動してきた。これからもチムグクルに訴えた運動を継続したい」と話した。
 手拍子をたたきながらコンサートを楽しんだ高宮城清さん(81)は「『艦砲-』に歌われた時代があるから今の沖縄がある。平和をいつまでも守りたい」と語った。

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