1万5000人 熱い戦い 与那原大綱曳


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熱戦を繰り広げた与那原大綱曳=4日、与那原町の御殿山青少年広場(諸見里昌利撮影)

 【与那原】沖縄三大大綱引きの一つで、400年以上の歴史を持つ与那原大綱曳が4日、同町の御殿山青少年広場で開かれた。

 町内外から1万5千人(主催者発表)が訪れ、長さ約90メートル、重さ約5トンの大綱を引いた。熱戦の末、西が勝利し、東との対戦成績を21勝10敗とした。
 東西に分かれた大綱は町民らに担がれ、道ジュネーの後に会場入りした。今回、大綱の上に乗る支度(したく)の主題は組踊「姉妹敵討」。東に謝名大主ら、西には乙鶴、亀松の姉妹らが乗った。
 大綱にカナチ棒が差し込まれると一気に引き合いが始まった。3分50秒の戦いの末、西に大きく綱が動き勝負が決まると、「民栄」などと書かれた西の旗頭が高らかに舞った。

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