旧盆初日の19日、県内各地の家庭では先祖の霊を迎えるウンケーが行われた。
沖縄市嘉間良の普久原ツルさん(92)宅では4世帯14人が集まり「ウンケーサビラ。3日間ゆっくり過ごしてください」と仏壇に手を合わせた。
仏壇にはツルさんと長男嫁の慶子さん(63)が心を込めて作ったウンケージューシーを供えた。最年少の彩咲(あすき)ちゃん(1)はジューシーをおいしそうに食べ、笑顔を見せた。
ことし3月にツルさんの夫・朝基さんが亡くなり初めて迎える旧盆。慶子さんの長女・まゆみさん(37)は「昨年はオジーがいた。ことしは少し寂しいね」と話した。ツルさんは「みんな元気でいられますように」と夫や先祖に祈った。