中高生売春事件受け県民集会 安全なネット社会誓う


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生徒代表の意見発表を熱心に聞く県民集会の参加者ら=13日夕、那覇市の県庁前県民広場

 中高校生9人を含む19人の女性(うち13人が18歳未満)がネットを利用した「デリバリーヘルス」による売春事件に巻き込まれたことを受け、「青少年をネット犯罪から守る県民集会」(県など主催)が13日夕、県庁前県民広場で開かれた。

教育関係者や県警、社会教育団体、中高校生ら700人余(主催者発表)が参加し、全県民で犯罪から青少年を守る決意を込めたアピール宣言を読み上げた。
 集会では、諸見里明県教育長が「今求められているのは、子どもたちを社会全体で守るという強い決意だ」と強調し、安心で安全なネット社会の構築を呼び掛けた。行政、教育、警察関係者らも登壇し、学校や家庭、警察、関係団体などの連携の必要性を訴えた。那覇市立上山中3年の玉城歩未(あゆみ)さん(15)と県立宜野湾高2年の喜屋武雅(みやび)さん(17)が意見発表した。
 同日、宮古島市でも「高校生をネット犯罪から守る宮古地区集会」が開かれた。