「琉球新報創刊120年記念感謝の集い」(琉球新報社主催)が20日夜、那覇市泉崎のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれた。仲井真弘多県知事をはじめ県内外から約600人が出席、120年の節目を祝い県紙としてのさらなる発展を願った。
琉球新報社の富田詢一社長は「琉球新報は創刊4年後、(旧体制を守ろうとする)頑固党に『紙ハブ』と恐れられ、その魂は脈々と受け継がれている。120年といえども道半ばだ。ここまで支えてくれた全ての皆さんに感謝したい」とあいさつした。
乾杯の音頭で仲井真知事は「思えば父親(元楷(げんかい)氏)のころから文化芸能やさまざまな場面でお世話になっている。私も大変お世話になり、紙ハブの免疫をつくりながら何とか仕事をしている。琉球新報のますますの発展を祈りたい」と述べた。
「感謝の集い」では琉球新報と山陰中央新報社の合同企画「環(めぐ)りの海」が、2013年度日本新聞協会賞に選ばれたことも報告された。