27万7千人熱気 那覇大綱挽、東が判定勝ち


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約27万7千人が参加した那覇大綱挽=13日午後4時ごろ、那覇市の国道58号久茂地交差点(諸見里真利撮影)

 第43回那覇大綱挽(同保存会主催)が13日、那覇市の国道58号久茂地交差点周辺で行われた。約27万7千人(主催者発表)の観客が訪れた。ギネスで世界一の大綱に認定される東西200メートル、43トンの大綱を制限時間いっぱいの30分引ききり、優勢の東が判定勝ちした。

判定勝ちはこれで5回目。東西とも13勝13敗14引き分けで肩を並べた。
 綱挽開始前には、那覇市の壺屋小学校から旗頭行列(ウフンナスネーイ)がにぎにぎしく行われた。久茂地交差点に東西の14旗が出そろうと、勇壮な旗の振り合い(ガーエー)が始まり、男女綱をつなぐカヌチチジが執り行われた。
 同日は中核市・那覇誕生の“祝い綱”ともなり、保存会の比嘉稔会長は「素晴らしい天気にも恵まれ、伝統の大綱挽を存分に楽しんでほしい」と大観衆にあいさつした。
英文へ→270,000 people take part in huge tug of war in Naha