「感謝」胸に、春見据え 沖尚凱旋、父母ら祝福


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優勝旗を手に凱旋する沖尚の選手ら=20日午後9時すぎ、那覇空港

 第44回明治神宮野球大会で優勝した沖縄尚学の選手たちが20日夜、優勝旗を手に沖縄に凱旋(がいせん)した。那覇空港では「祝・県勢初優勝」などと書かれた横断幕を手にした保護者や同校職員らが選手たちを出迎え、空港は割れんばかりの拍手と祝福とねぎらいの声であふれ返った。

 到着ロビーでは報告会が行われ、父母会やJALグループから選手らに花束が贈られた。赤嶺謙主将は「県勢初の優勝ができた。これからも皆さんへの感謝の気持ちを忘れず精進したい」とあいさつした。大逆転での勝利に、比嘉公也監督は「奇跡としか言いようがない。これからも諦めないという気持ちを前面に出していきたい」と話した。
 自宅のテレビで見ていたという赤嶺主将の父、清一さんは「もう一度チームをまとめて春のセンバツでも沖縄に優勝旗を持ち帰ってほしい」と笑顔で語った。