「産直」「限定」で独自色 県内、お歳暮商戦始まる


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多彩な商品をそろえたお歳暮ギフトセンター=20日午前、那覇市牧志の沖縄三越

 師走を前に県内のデパートやスーパーではお歳暮商戦が始まっている。那覇市牧志の沖縄三越は20日、お歳暮ギフトセンターを開設した。感謝の気持ちを贈ろうと、多くの買い物客が訪れた。

 流通各社の担当者によると、そろって力を入れているのが、産地から特産品を直送する「産直ギフト」だ。一方、贈られる側が受け取りやすい2~3千円代の商品の人気も根強いという。お歳暮を選んでいた那覇市の野崎砂智子さん(77)は「いいものを選ぶのは難しいけれど、贈る相手のことを考える気持ちが大切だ」と笑顔で話した。
 流通各社では、独自の商品展開も行っている。沖縄三越では県産品、県外産直品の取扱数を昨年より大幅に増やした。デパートリウボウは、九州10社のデパートとの限定商品「ご当地味八県(発見)ギフト」を目玉に据え、佐世保バーガーや沖縄紅豚のみそ漬けといったご当地グルメが並ぶ。
 サンエーは「あぐー」など高級感あふれる商品をそろえたプレミアムギフトを用意した。イオン琉球は、県内の人気洋菓子店の「冬スイーツギフト」を展開している。