松竹大歌舞伎が那覇市民会館で上演 江戸文化を堪能


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「野崎村」を演じる(右から)尾上菊之助さん、坂東彌十郎さん、尾上右近さん、坂東巳之助さん=24日、那覇市民会館(諸見里真利撮影)

 「沖縄銀行提供 琉球新報創刊120年記念 松竹大歌舞伎」が24日、那覇市民会館で始まった。尾上(おのえ)菊之助さんを座頭とする役者たちが「新版歌祭文 野崎村」と舞踊劇「江島生島(えじまいくしま)」を上演した。

大勢の観客が訪れ、江戸の町人文化の粋を集めた舞台を堪能した。25日まで。
 「野崎村」は坂東巳之助さん演じる久松をめぐり、百姓の娘お光(菊之助さん)と、商家のお嬢さまのお染(尾上右近さん)が火花を散らす。最終的に身を引くお光のけなげさと、お光の父久作(坂東彌十郎さん)の優しさが涙を誘った。
 25日は午後2時と午後7時開演。問い合わせは琉球新報社事業局(電話)098(865)5200。