県商工会議所連合会など県内31の経済団体は6日夜、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで合同新年宴会を開いた。約700人が参加。観光客増や失業率改善など県経済の回復を捉えながら、那覇空港の第2滑走路増設などさらなる経済振興に向けた期待も示され、各団体連携による自立経済の確立へ決意を新たにした。
主催団体を代表して県商工会議所連合会の国場幸一会長があいさつした。国場会長はアジアの活力を例に挙げ「本土復帰後40年の成長をここ10年で達成するような心構えが必要だ。ダイナミック、かつ大胆な発想が重要。連携を取り合い、将来の県経済の発展に努力したい」と述べた。
乾杯のあいさつでは沖縄経済同友会の大嶺満代表幹事が「個人消費や観光が好調で、建設関連も底堅く、全体として県内景気は拡大した」と昨年を振り返り「消費税増税直後は一時的な停滞も懸念されるが、勢いを持続して県経済が順調に拡大していけるよう期待している」と持続的発展に意欲を見せた。