ハマジンチョウ日差し浴び満開 南城・冨祖崎


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薄紫色の小さなハマジンチョウの花が満開、日差しを浴びて揺れる=22日午後、南城市佐敷字冨祖崎

 大寒から平年を下回る低い気温が続いていた沖縄地方は22日、久しぶりに太陽が顔を出す好天となり、寒い日陰を避け日差しを浴びて遊び回る子どもらの姿も見られた。

 南城市佐敷字冨祖崎ではハマジンチョウ(ハマジンチョウ科)の薄紫色の小さな花が満開となり、ヒヨドリの鳴き声や子どもたちの笑い声が辺りに響き春の訪れを感じさせていた。ハマジンチョウは九州南部から台湾、インドシナ海岸部に分布するが、大規模な群落は国内では珍しく県の天然記念物に指定されている。
 沖縄気象台によると、向こう1週間の期間初めと終わりの最高・最低気温は平年並みか低く、中ごろは高くなる見込み。