県知事選、翁長氏にきょう出馬要請 自民那覇市議団


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 自民党県連は4日、那覇市議会の最大会派、自民党新風会(11人)が翁長雄志那覇市長に秋の知事選への出馬を要請することに対し、「県連の方針とは相反するものであることを表明する」との緊急アピールを出した。

3日付で出馬要請の中止や要請行動への不参加を求める文書を党所属の那覇市議に発送したが、新風会は予定通り5日に出馬を要請する方針だ。
 自民県連によると、党所属市議は17人で、そのうち翁長氏への出馬要請に参加するのは新風会メンバーら12人。その他の5人は県連と共同歩調を取っている。アピールでは「出馬要請は県連が了承したものではない」と指摘し、新風会の単独行動だと強調した。
 郵送した文書は「緊急連絡」と題し、「(県知事選)候補者人選の最中であり、かかる行動は党の方針に相反するものだ。断じて認めるわけにはいかない」と伝達。県連方針と共同歩調を取るよう求めた。新風会は5日、同文書への対応を協議するが、要請方針は変わらないとしている。
 一方、翁長氏は4日午後、記者団に対し「(知事選出馬は)白紙だ。那覇市の街づくりを全力投球でやっていきたい」と述べた。その上で新風会の出馬要請を受けることには「要請を受ける前に意見を述べるのは失礼だ。聞いてから、答えたい」と話した。