14日投開票の衆院選沖縄3区に立候補した生活前職の玉城デニー氏(55)が5日までに琉球新報のインタビューに応じ、自民前職の比嘉奈津美氏(56)は同日までに書面で回答した。普天間飛行場の移設問題で、比嘉氏が辺野古移設を容認する考えを示すのに対し、玉城氏は県外・国外移設を求め、解決手法の違いが浮き彫りになった。
消費税増税について、比嘉氏は「財源不足を補い、確実な社会保障制度を整備、拡充するために必要だ」と賛成の立場を強調。玉城氏は「多くの中小零細企業が廃業や破綻に追い込まれる」と反対の立場を示し、意見が分かれた。
安倍政権の評価については、比嘉氏が「2年前と比べて経済再生は着々と前進した」と評価する一方、玉城氏は「アベノミクスの失敗で所得格差が拡大した」と批判した。