政治

「ことしこそ終止符」 名護市長、初日の出に決意

 【名護】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が予定されている名護市辺野古の松田ヌ浜には1日、初日の出を見ようと市内外から約200人が集まった。稲嶺進名護市長も共に初日の出を拝み「ことしこそは辺野古問題に終止符を打つ」と決意を新たにした。

 午前7時すぎ、太陽の光が雲間から差し込み砂浜を照らすと、集まった市民らは朝日に向かって手を合わせた。浜では、辺野古への新基地建設に反対する有志らが「かぎやで風」や「てぃんさぐぬ花」などを演奏し、最後は参加者全員でカチャーシーを踊った。
 稲嶺市長は「いい正月でーびる」と笑顔であいさつ。「市長選から衆院選挙まで皆さんの思いが花開いた年。2015年は花が実を結ぶ年にしたい。辺野古問題に終止符を打つ。きょうをスタートに力を合わせて進もう」と語り掛けた。
 14年に生まれた亮太ちゃんを抱いて初日の出を眺めた與儀利絵さん=中城村=は「自然な状態が残っているすごくきれいなビーチ。親になって、息子のためにもそのまま残したいという思いが強くなった」と話した。

◆平和な1年願い演奏/組踊保持者・島袋さんら
 1日に名護市辺野古の松田ヌ浜で初日の出を見た集いでは、国指定重要無形文化財「組踊」などの保持者である島袋英治さん(72)=沖縄市=らが「かぎやで風」などを演奏し、平和な1年を願った。英治さんは辺野古で新基地建設に反対する島袋文子さんの義理のおいでもある。英治さんは「きれいな海を前に歌えて感動した。子々孫々に残したい」と力を込めた。
 演奏者は辺野古への新基地建設反対運動に参加している伊波義安さんの知人を中心に集まった。
 英治さんはこれまでも米軍キャンプ・シュワブ前での座り込みに3回ほど参加している。名護市長選でも新基地建設に反対する稲嶺進市長を応援した。演奏後、「自然を壊す基地を造るなんて、はらわたが煮えくり返る思いだ。素晴らしい海をお金で売ってはいけない」と強調した。
英文へ→Nago Mayor swears to end Henoko issue at first sunrise of 2015


初日の出を背に市民らとカチャーシーを踊る稲嶺進名護市長=1日、名護市辺野古の浜

初日の出を見ながら演奏する島袋英治さん(右から3人目)ら=1日、名護市辺野古



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