「さんしんの日」の4日、那覇市の首里城公園内の首里杜館で県立芸術大学琉球芸能専攻の学生15人が特別公演を開いた。「かぎやで風」や「こてい節」などを演奏し、曲が終わるごとに来場した観光客ら約50人から拍手が送られた。県立芸大がさんしんの日に首里城で演奏するのは今回が初めて。
学生が演奏する中、観客は聞き入るだけでなく、スマートフォン(多機能携帯電話)やデジタルカメラで写真や動画を撮ったりしていた。演奏の音につられて首里杜館を訪れた本田安生さん(62)=福岡県=は「三線のはじけるような音が良い」と演奏を楽しんだ。三線を弾いた窪田めぐみさん(21)=3年=は「楽しい演奏ができた」と笑顔を見せた。【琉球新報電子版】