辺野古反対県民大会、3万人規模 5月17日開催


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記者会見で県民大会開催の意義を語る共同代表の(前列左から)平良朝敬氏、中山きく氏、呉屋守将氏、稲嶺進氏、大城紀夫氏=30日、那覇市旭町のサザンプラザ海邦

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する県議や市民団体、経済界の関係者らは30日、那覇市内で会見し、5月17日に「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」を開催すると正式に発表した。

大会は午後1時から那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開催する。当初1万人規模の開催を目指していたが、3万人以上に上方修正した。翁長雄志知事も参加の意向を示している。
 会見前に県民大会の実行委員会を設立し、共同代表に芥川賞作家の大城立裕氏、白梅同窓会の中山きく会長、稲嶺進名護市長、金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬最高経営責任者(CEO)、連合沖縄の大城紀夫会長の就任を決定した。
 実行委の代表者らは大会後、5月24~26日の日程で上京し、首相官邸などに辺野古移設に反対する大会決議を届ける。翁長知事の訪米に同行し、米国で移設反対を訴えることも検討している。
 大会カラーは辺野古の海や大浦湾をイメージした「青」とする。当日参加できない県民に対しても、青色の服や装飾品を身に着けることで辺野古移設反対の意思を示すよう呼び掛けることも検討している。
 共同代表の大城立裕氏は都合がつかず会見に参加しなかったが、琉球新報の電話取材に対し「辺野古移設に反対する県民の覚悟の強さは、われわれ自身は自覚しているが、本土ではなかなか理解されていない。押されても押されても押し返すという県民の強い覚悟を、大会を通して示していきたい」と意気込みを語った。