大浦湾のサンゴ、新たな傷確認 ブイの鎖、台風影響か


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損傷し、生々しい傷痕が残るサンゴ=16日、名護市大浦湾(ダイビングチームレインボー提供)

 【辺野古問題取材班】政府が米軍普天間飛行場の移設を進める名護市の大浦湾で16日、ヘリ基地反対協議会ダイビングチームレインボーが台風9号のサンゴや海底への影響を調査し、サンゴに新たな損傷を確認した。浮標灯(ブイ)を固定する鎖やコンクリートブロックによる損傷とみられる。

 サンゴの傷痕や崩れ落ちた一部の色合いからレインボーは新しい傷痕と判断、台風9号による被害とみている。16日撮影の動画には、一部が砕けたサンゴや鎖がサンゴを傷つける音が入っている。撮影したのは臨時制限区域を示すブイ周辺で、水深約10メートルの場所。レインボーの牧志治代表(65)は「立ち入り制限区域も調査する必要がある。国は県による調査を認めてほしい」と語った。
英文へ→New damage found on coral in Oura Bay possibly due to Henoko relocation plan