有料

【動画あり】「琉球古典音楽ファン増やしたい」 親川遥、初アルバム 18日に初独演会も


【動画あり】「琉球古典音楽ファン増やしたい」 親川遥、初アルバム 18日に初独演会も 初のCD「綾もどろ~月の若清ら~」をリリースした親川遥=4月22日、那覇市の琉球新報社(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 琉球古典音楽野村流保存会師範で、琉球古典音楽演奏家の親川遥による初のCDアルバム「綾もどろ~月の若清ら~」(よしもとミュージック)が4月24日に発売された。5月18日午後2時には、初の独演会「志くくるざし」が浦添市の国立劇場おきなわで開かれる。親川は「演奏家として琉球古典音楽ファンを増やしたい」と語った。

 初アルバムは「與儀前ん田節(ゆーじめんたぶし)」「瓦屋節」や「赤田風節」など、月が主題の全14曲を収録した。親川は大学院修了後、首里の各寺院で満月の夜に琉球古典音楽を歌う企画を続けてきた。「古くから人々は月にたくさんの思いを込めてきた。現代の人にも共感を与えられると思った」と語る。

 独演会では「昔蝶節(んかしはべらぶし)」などの独唱のほか、舞踊曲で「柳」を佐辺良和、「諸屯」を宮城茂雄の舞でそれぞれ披露する。

 親川は「女性の演奏家が舞台に立つチャンスはまだ少ない。技量の底上げにも取り組みたい。活動を振り返りながら、演奏家としての決意を表明できれば」と意気込みを示した。

 アルバムは2500円。独演会は前売り3500円(当日は500円増し)。問い合わせはよしもとエンタテイメント沖縄、電話098(861)5141(平日午前10時~午後5時)。

(田吹遥子)