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平和の大切さ歌舞劇で伝え 「月桃の花」川崎で公演


平和の大切さ歌舞劇で伝え 「月桃の花」川崎で公演 平和の大切さ、命の尊さを歌舞劇を通じて伝えたミュージカル作品=7日、川崎市平和館
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 【神奈川】「月桃の花」歌舞団の新作ミュージカルが7日、川崎市平和館でプレミアム公演された。現代に生きづらさを感じる若者が戦時の沖縄にタイムスリップして見いだすものは―。歌舞劇のテーマは「わたしはここだ Hope is in ourselves」で、観客へ平和の大切さと命の尊さを歌と踊りで伝えた。

 同歌舞団は「命どぅ宝」の心を歌・踊りで広めようと、音楽家の海勢頭豊さんがプロデュースして1997年にミュージカル団体として結成した。

 この日は1部で島唄や月桃などの歌とエイサーが披露された。2部の歌舞劇のストーリーは、時空を超えて沖縄戦時下に来た若者が、命を脅かされながらも「生きていたい」と願う当時の人々との交流を通して自らの生き方を見つけていく展開。観客からは多くの共感の拍手が送られた。

 (斎藤学)