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児童文学の同人誌創刊 協会沖縄支部「ぱなぱり」


児童文学の同人誌創刊 協会沖縄支部「ぱなぱり」 創刊号を持つ日本児童文学者協会沖縄支部の(左から)平岡禎之さん、つきなが海詩さん、諸見志津子さん
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 日本児童文学者協会沖縄支部(あらかきいそこ会長)は、このほど児童文学の同人誌「ぱなぱり」を創刊した。「ぱなぱり」は宮古島の言葉で花畑。「草花を大切に育てるように、沖縄に住む童話作家たちが子どもたちのために心を込めてお話を書きました。色とりどりの童話のお花畑で、ゆっくりすごしてください」と巻頭に思いを記している。

 同支部は2001年に発足し、講演会やセミナーなど勉強会を開いてきた。今回は初めて同人誌を創刊した。26人の会員のうち7人が作品を寄せ、イラストは絵本画家の磯崎主佳(ちか)さんが担当した。

 副支部長のつきなが海詩(みうた)さんは「子どもや、子どもの心を持ち続けている大人に読んでほしい」と創刊号をPR。事務局長の諸見志津子さんは「創刊は沖縄支部の活動を知らせる目的もある。児童文学をもっと活性化させたい」と話した。

 創刊号は500円。県立図書館や那覇市図書館など主な図書館で閲覧できる。問い合わせはフォレスト、電話098(963)5155。