韓国で8月に開催された国際刻字芸術公募大展で、県勢3人が入賞した。萬座の会の赤田綾子代表は上位4賞に当たる国際刻字連盟会長賞を受賞した。同会の北山和江さんは秀作賞、上原たか子さんは入選を果たした。
刻字は筆で書いた書を木版に写し、木版を彫って金箔(きんぱく)や色彩で色付けする「書のアート」。日本で生まれ、アジア圏で普及しており、今回の公募展では約780人が出品した。
赤田代表ら入賞者3人が2日、琉球新報社を訪れた。赤田代表は「お気に入りの作品だったので、受賞はうれしい」と声を弾ませた。年に一度、那覇市民ギャラリーで作品展を開くなど普及に努めており、「記念品に贈るなど、気軽に挑戦して魅力を知ってほしい」と呼びかけた。萬座の会は電話090(1513)7702。