85歳の現役写真家・宮城ヨシ子さんによる個展「パステルeye」が、浦添市城間の平敷兼七ギャラリーで開催されている。
「毎日、シャッターを押さないと気が済まない」と話す宮城さんが、町歩きをしながら出会った子どもたちの笑顔や懸命に生きる植物、「何かはよく分からないがちょっと面白いもの」(宮城さん)などを収めた作品約50点を展示している。27日まで。
カメラとの出合いは、68歳で入学した県かりゆし長寿大学校。選択科目として選んだカメラの授業で、その魅力に引き込まれた。卒業後も熱は冷めやらず、同期メンバーらとサークルを立ち上げるなど、今も精力的に撮影をこなしている。
首にカメラをぶら下げ、町を練り歩きながら被写体を探すのが宮城さんのスタイル。「理想のアングルを狙うというより、感じた物や瞬間をとことん撮るのが好き」だと笑顔を見せる。 「作品を見た人がハッピーになってくれるのが一番の喜び。気軽に足を運んでほしい」と、多くの来場を呼びかけた。
ギャラリーは午前10時~午後6時、火曜定休。入場500円。
(当銘千絵)