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TOSHが新EP「Somewhere」リリース 「アジア圏に合った楽曲、パフォーマンスを」 東京、那覇で記念ライブも


TOSHが新EP「Somewhere」リリース 「アジア圏に合った楽曲、パフォーマンスを」 東京、那覇で記念ライブも 「オルタナティブな解釈」で世界の音楽市場を目指すTOSH=10月22日、那覇市の琉球新報社
この記事を書いた人 Avatar photo 嘉手苅 友也

 那覇市出身で沖縄に拠点を置くTOSH(トッシュ)が、エレクトロポップを軸にしたEP「Somewhere」を6日にリリースした。TOSHはロックを基盤に、音楽制作ソフトを駆使した多彩な音作りで、音楽ジャンルを横断できるまれなアーティストだ。これまでの沖縄らしい音楽とは違う「オルタナティブ(主流に対する傍流)な解釈」で世界の音楽市場を目指す。

 今作では、80年代のミュージックに影響を受けたリード曲「Somewhere」など自主制作の3曲に加え、「never young beach」などで活動した阿南智史を共同プロデューサーとして迎えた「LET IT GO」などの2曲を収録する。

エレクトロポップを軸にしたEP「Somewhere」(提供)

 TOSHは洋楽に色濃く影響を受け、表現したい音楽スタイル、サウンド、ビート感なども洋楽に近い。音楽ストリーミングサービスの普及や、海外アーティストがアジア圏で話題になり日本に上陸した例を踏まえ、「まずはアジア圏に合った楽曲、ライブパフォーマンス、ビジュアルを作りたい」と国内外に向けた計画を話す。

 生涯の目標は「自分が表現したいポップネスを落とし込んだヒットソング」を産むことだ。インディーズから旋風を巻き起こしたモンゴル800やHYのように、新たな沖縄の音楽シーンをつくろうと今日も曲を書く。

 EPリリースを記念したライブを2カ所で開催する。12月13日午後7時から、東京の「SPACE ODD」ではバンド編成で。来年1月12日午後7時から、那覇市のoutputではDJと曲を届ける。音色やパフォーマンスの違いが楽しめる。

 TOSHは「2024年に鳴らしたかった音がEPに詰まっている。ライブで聞くとより曲の深度が増すので来てほしい」と呼びかけた。

 EPは音楽ストリーミングサービスで配信。YouTubeでミュージックビデオも公開している。

 (嘉手苅友也)