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県産パクチーを餃子に!東江そば×グリーンネット×農家 土壌守って販路開拓


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ベジーベッドでパクチーを栽培する阪本陽平さん(左)、パクチー餃子を商品化した東江そばの東江秋人代表(中央)、おきなわグリーンネットワークの西原隆理事長=2月16日、八重瀬町志多伯(おきなわグリーンネットワーク提供)

 【八重瀬】浦添市勢理客と那覇市金城に2店舗を構える沖縄そばの店「東江そば」(東江秋人代表)はこのほど、八重瀬町志多伯にある阪本陽平さんの畑で育てたパクチーを活用した、冷凍の「パクチー餃子(ぎょうざ)」を開発した。

 赤土流出防止に取り組むNPO法人おきなわグリーンネットワーク(西原隆理事長)が阪本さんの畑で、土壌保全を目的としたコンクリート製のベジーベッドを設置して、パクチーを栽培し、ギョーザの具に練り込んだ。

パクチー餃子

 おきなわグリーンネットワークではSDGsの目標である「海の豊かさを守ろう」や「陸の豊かさも守ろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に向け、土壌の流出防止対策の普及と農家の販路支援に取り組む。西原理事長は「農家から直接お店に出荷することで価格帯の圧縮や農家の負担軽減、廃棄される作物の減少にもつながる」と期待した。

 東江代表は「ほのかに香る程度なのでパクチーが苦手な人でも食べやすい。丹精を込めて育ててくれた、県産パクチーを使ったギョーザをぜひ食べてほしい」と話した。

 冷凍の「パクチー餃子」は15個入り650円。東江そばの店舗にある自動販売機などで購入できる。(金城実倫)