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8月の県内景況「着実に回復」維持 個人消費は台風影響も好調 沖縄


8月の県内景況「着実に回復」維持 個人消費は台風影響も好調 沖縄 イメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 おきぎん経済研究所は28日、8月の県内景況を発表した。上旬の台風6号の影響を受け伸び悩んだ指標もあったが、総じて県内景況は「着実に回復しつつある」との3月からの判断を維持した。
【個人消費】スーパーや百貨店の売上高は、台風の影響を受けつつも物価高による単価上昇、旧盆関連の販売好調などで前年を上回った。自動車関連は新車が前年を上回るも、中古車販売台数は台風の影響で船便が滞り、7カ月ぶりに前年を下回っている。
【建設】8月の公共工事請負額は前年比32・3%減の269億7600万円。生コンやセメントの出荷量も前年を下回った。ただ、民間工事は受注高の増加があり、持ち直しの動きがみられている。
【観光】ホテル稼働率のうち、リゾートは前年の反動減や台風の影響が響き前年を4・1ポイント下回った。シティやビジネスは前年を上回り、好調な観光需要を背景にホテルの客室単価や宿泊収入、観光施設入場者数といった他指標も前年を上回っている。

(當山幸都)