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シンガポールのクルーズ船が那覇港に寄港 船内で県産食材を提供


シンガポールのクルーズ船が那覇港に寄港 船内で県産食材を提供 那覇港に初寄港したリゾートワールドクルーズ社の国際クルーズ客船「リゾートワールドワン」=17日、那覇市
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 ホテルやクルーズなど、ホスピタリティ事業を展開するゲンティングループの新興船社リゾートワールドクルーズ(RWC、シンガポール)が運航する国際クルーズ客船「リゾートワールドワン」(全長268メートル、7万5338トン)が17日、初めて那覇市若狭の那覇クルーズターミナルに寄港した。船は17日午後9時に那覇港を離れ、18日に宮古島に寄港する。

 13階建てで、客室数は928室。乗客定員は1856人。香港を出発し、那覇や宮古島、石垣島などに寄港する。

 同社は今後、JAおきなわと貿易、輸入代行などのレオスポ(浦添市)と提携し、船内のインバウンド(訪日客)市場向けに、シークヮーサードリンクや和牛など、県産食材の提供・販促活動を行う。10月31日~11月3日は、JAおきなわの職員が乗船し、しゃぶしゃぶの調理の実演を行う予定。

 17日に開かれた関係者向けの初寄港記念式典で、RWCのマイケル・ゴー総裁は「沖縄を皮切りに、日本への航路を初めて拡大する。寄港に向けた調整などにかかわってくれた、全ての人に感謝したい」と話した。

(與那覇智早)