那覇市の奥武山公園などで27~29日に開催される第47回沖縄の産業まつり内の商工会特産フェア「ありんくりん市」(県商工会連合会主催)をPRする「ありんくりん市応援隊」の任命式が19日、那覇市の県商工会連合会で開かれた。任命されたのは県内5組のインフルエンサーで、インスタグラムで会場の様子や商品の写真などを投稿して集客を図る。
県商工会連合会によると、今年は33商工会から113事業所が参加。88ブースが出店する過去最大規模となる。同会設立50周年の節目の記念事業の一環として、初めて応援隊の活動を実施している。
応援隊の5組はこれまで、参加事業者の発信力強化を目的にセミナーやワークショップも開いてきた。8月の勉強会では、インスタグラムのフォロワー数約5万人のアカウント「おきぶら」を運営する藤井一成氏らが講演し、商品の魅力の伝え方や写真撮影の技術などを伝えた。
任命式で藤井氏は「幅広い世代に利用されているSNSは企業にとって自社の商品を知ってもらうための重要なツールだ。うまく使いこなして強みにしてほしい」と述べた。
県商工会連合会企業支援課の本永学課長補佐は「会場に来られない人や県外在住者にも商品の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と期待した。
(普天間伊織)