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沖縄の観光収入46%増、人泊数も約5割増 23年度4~6月期 押し上げ理由は?


沖縄の観光収入46%増、人泊数も約5割増 23年度4~6月期 押し上げ理由は?
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 県文化観光スポーツ部は25日、2023年度4~6月期の観光収入が前年度同期比46・6%(577億円)増の1816億円、人泊数が同49・5%(186万人泊)増の562万人泊だったと発表した。観光客1人当たりの県内消費額は前年同期比7・1%(6979円)減の9万1788円で、高い水準を維持している。

 8月に4~6月期の国内客について公表していたが、今回は外国客数も含めて発表した。そのため、前回発表より観光収入が209億円、人泊数が73万人泊増加した。

 前年同期の入域はゼロだった外国客は21万4300人となった。外国空路客の1人当たり消費額は新型コロナウイルス感染拡大前の19年度同期比9・1%(8901円)増の10万6539円で、平均泊数は同6・6%(0・27泊)減の3・85泊。

 19年度同期は入域客のうち、外国客の構成比が約3割を占めていたが、今期は約1割にとどまった。

 2023年4~6月期の外国海路客については調査していないが、県文化観光スポーツ部の推定では19年度同期の外国海路客の1人当たり消費額と同程度だったとみられる。今期の観光収入は国内客と外国空路客の1人当たり消費額に加え、19年度同期の海外海路客の消費額から算出した。(與那覇智早)