【豊見城】豊見城市の琉球温泉瀬長島ホテル、瀬長島ウミカジテラスを運営する、リゾーツ琉球(同市、兼城賢成社長)は、隣接地に客室127室、長さ100メートルの屋上プール、温泉施設などを有するホテル別館の建設を計画している。2024年中に着工し、27年3月の完成を目指す。別館建設と合わせて、ウミカジテラスの店舗も増床する。
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現在のホテル、ウミカジテラスなどの敷地は約2万平方メートル。新たに開発する区域を含めると敷地面積は計約8万2300平方メートルとなる。対象地は市有地で、早ければ年内にも市と賃貸借契約を結ぶ。
別館は9階建てで、屋上に100メートルプール、スパイラルスライダー、床が透明のシースループールなどを整備する。既に営業している温泉施設龍神の湯とは別に、別館に大浴場、露天風呂などを設置する。客室は全室オーシャンビューで露天風呂付き。ウミカジテラスは島の北側の駐車場まで広げる。
兼城社長が6日、市役所に徳元次人市長を訪ね、計画を説明した。兼城社長は、将来的にはマリンアクティビティの拠点となる桟橋の整備、島全体をトランジットモールにする―などの構想も説明し「瀬長島は無人島であり、空港や市街地に近い。他の地域にはできない唯一無二のリゾートアイランドを目指す」と話した。
瀬長島ホテルは2012年開業、客室数105室、温泉施設龍神の湯がある。複合型商業施設ウミカジテラスが観光客ら若者の人気スポットになっている。
(岩崎みどり)