病院やホテル、ビルなどの管理業務を担う国際ビル産業(浦添市)は11月17日の株主総会と取締役会で、新社長に常務取締役の酒匂(さこう)敏行氏(44)=写真右、新任の取締役に営業部長の仲吉邦晃氏(44)=同左=を昇任させる役員人事を決定した。
就任のあいさつで7日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れた酒匂氏は「コロナ禍も落ち着き、ホテルやビルの維持管理の需要は高まっている。人手不足や物価高など課題はあるが、しっかりと需要に応えていきたい」と抱負を語った。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)導入など時代の変化にも対応していくためにも、組織固めにも尽力するという。
酒匂氏は鹿児島県出身。琉球大を卒業後、2008年に入社した。総務部や技術部、警備部を経て21年に取締役に就任。22年からは常務取締役を務めていた。