沖縄関係路線を運行する主要航空5社は22日、2023年度年末年始(12月28日~1月3日)の予約状況を発表した。5社合計の予約数は前年比0.6%減の34万4599人だった。22年度に続き新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限がない年末年始となり、前年度同期と同等の回復となった。往復を含めた座席数のため、実際の利用者数は半分ほどとみられる。
全日本空輸(ANA)の予約率は77.9%(16万3409人)で、前年度比の4%減だった。19年度の数字は公表していない。担当者は「提供座席数が微減の中でも予約率は前年度を上回っており、順調に予約が入っている」と話した。
日本航空(JAL)の予約率は84.9%(7万5368人)で、前年度比0.6%減。期間中には那覇―羽田で臨時便を10便運航する。
日本トランスオーシャン航空(JTA)の予約率は69.6%(5万6261人)で同7.4%増となった。下りは30日、上りは1月2日がピークとなる。
琉球エアーコミューター(RAC)の予約率は49.8%(7321人)で、同0.2%減だった。
スカイマークの予約率は77.5%(4万2240人)。下地島路線の就航開始が20年のため単純比較はできないが、19年度比で24.6%増となった。
(與那覇智早)