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11月景況「緩やかに拡大」 りゅうぎん総研 3カ月連続


11月景況「緩やかに拡大」 りゅうぎん総研 3カ月連続 イメージ
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 りゅうぎん総合研究所は27日発表した11月の県内景況動向で、「景気は緩やかに拡大している」と3カ月連続で判断した。観光のホテル稼働率などが前年を下回ったが、各項目で回復の動きや緩やかな拡大が続いている。

 【消費】物価高による不透明感はあるが消費マインドは底堅い推移が見込まれ、緩やかに拡大するとみられる。自動車販売は増加の動きが続くが、ダイハツ工業の全工場生産停止の今後の影響を懸念する声がある。

 【建設】11月の新設住宅着工戸数は6カ月連続の増加となり、うち貸家は前年比23.8%増と伸びが目立つ。主要建設会社の受注額は公共工事の増加がけん引し2カ月ぶりに前年を上回った。資材価格は高止まりしているが民間の動きも活発化し回復の動きがみられる。

 【観光】主要ホテルの稼働率、売上高、宿泊収入はいずれも24カ月ぶりに前年を下回った。全国旅行支援が縮小したことの反動減とみられる。国内外からの旅行需要は高く、引き続き緩やかに拡大するとみられる。 

(當山幸都)