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被災者受け入れ推進へ有志の会発足 能登半島地震 沖縄の観光関連業者ら、各業界と連携


被災者受け入れ推進へ有志の会発足 能登半島地震 沖縄の観光関連業者ら、各業界と連携 イメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 能登半島地震の被災者を沖縄に一時避難できるよう受け入れ推進の準備を進める有志の会(代表発起人・県ホテル旅館生活衛生同業組合宮里一郎理事長、沖縄観光コンベンションビューロー下地芳郎会長、沖縄ツーリスト東良和会長、県ホテル協会平良朝敬会長)が9日、発足した。第1回会議が同日、オンラインで開かれ、観光関連事業者を中心に30人が参加した。

 県など公的支援に先立ち、さまざまな業界と連携し、早急に支援を行うことが目的。会議では被災者が一時避難する際の航空運賃の補助などが課題に挙がった。

 沖縄観光コンベンションビューローの下地会長は「厳しい環境の中、寒い期間だけでも沖縄で受け入れることを県の方針として示してくれれば、業界としては連携しやすい」と話した。沖縄ツーリストの東会長は航空運賃の支援に関し「被災者の負担をいかに軽減できるかが課題になる」とした。

 有志の会は今後、県の受け入れ方針が示され次第、会議を開いて対応策を協議する。観光事業者に向けては、12日に開かれる沖縄ツーリズム産業団体協議会の会議で意見交換の場を設ける。

(與那覇智早)