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46都道府県宿泊客増 23年、沖縄が最大66・2%


46都道府県宿泊客増 23年、沖縄が最大66・2% 観光客らでにぎわう国際通り=2024年2月、那覇市
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 観光庁が29日公表した2023年宿泊旅行統計の都道府県別データによると、山口を除く46都道府県でホテルや旅館に宿泊した日本人と外国人の延べ人数が22年から増えた。増加した割合が最も大きいのは沖縄で66・2%だった。全国旅行支援や円安を背景に、旅行需要の回復が続いた。

 増加率が沖縄(延べ宿泊者は3030万人)に次いで高かったのは、東京の64・8%(同9730万人)。大阪が61・7%(同4935万人)、京都が51・1%(同3189万人)、福岡が43・1%(2002万人)で続いた。

 山口は9・3%減で、理由に関し、観光庁担当者は「個別要因は分析していない」と述べた。

 新型コロナウイルス禍前の19年を上回ったのは、栃木、神奈川、愛媛、長崎、熊本など12都道府県にとどまった。

 23年の全国の延べ宿泊者数は、22年から31・6%増の5億9275万人となった。内訳は、日本人が10・2%増の4億7842万人、外国人が7倍の1億1434万人だった。

 全国の宿泊施設で、客室の利用状況を示す稼働率は、22年の46・6%から57・4%に伸びた。