オリオンビール(豊見城市、村野一社長)は29日、那覇市のオリオンホテル那覇で商品発表会を開き、「オリオン ザ・ドラフト」をリニューアルしたと発表した。余分な雑味を取り除く新たなろ過製法を採用し、従来商品よりさらに飲みやすくすっきりとした味わいが特長。リニューアルは2021年以来3年ぶり。1月以降製造分から順次店頭に並ぶ。
オリオン ザ・ドラフトは1960年の発売から64年間、沖縄で親しまれてきたオリオンビールを代表するブランド。今回のリニューアルに向け、約1万5千人の県民を対象に大規模調査を実施。コンセプトや味、パッケージのデザインなどに県民の意見を取り入れて開発した。
村野社長は「創業時の原点に立ち返り、沖縄に寄り添った商品作りにこだわった。数年かけて売り上げ5割アップを目指す」と述べた。
(普天間伊織)