有料

屋部土建に環境融資 沖銀、再エネ電力使用で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄銀行はこのほど、環境問題や脱炭素の取り組みを後押しする融資商品「おきぎんサステナビリティ・リンク・ローン」(SLL)を、建設業の屋部土建に実行した。沖縄の資源を活用した再生可能エネルギー電源由来の電気料金メニューにより、年間328トン(杉の木3万7千本分)の二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込む。
 SLLは融資を受ける企業が脱炭素経営につながる目標を設定し、達成状況に応じて金利を引き下げる優遇措置がある。融資額は3千万円以上。屋部土建は再エネ由来か、再エネの電力使用割合に関する具体的な企業目標数値を設定した。
 県産資源を活用した非化石証明を用い、電気のCO2排出量を実質ゼロとする沖電の「うちな~CO2フリーメニュー」の活用を盛り込んでいる。 (當山幸都)