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県内観光客851万人 23年度見通し 春休み需要好調


県内観光客851万人 23年度見通し 春休み需要好調
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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は27日、2023年度の入域観光客数が前年同期比25・7%増の851万7200人になるとの見通しを発表した。3月下旬の春休み需要が好調で、8月を上回る見込み。OCVBの真鳥洋企専務理事は「台風の影響で夏の入域が減少したが、国内客はコロナ前を上回り、好調だった。来年度はインバウンド(訪日客)の本格回復に期待したい」と話した。
 内訳は、国内客が726万8100人、海外客が124万9100人。2月の間際需要が高く、実績が見込みを上回ったため、上方修正した。新型コロナウイルス感染拡大前の18年度比では、国内客が3・8%増、海外客は58・4%減、全体では14・9%減となる。
 3月の入域客は前年比8・3%増の83万人を見込む。沖縄方面の春休み需要が堅調で、国内空路客はコロナ前とほぼ同水準の67万5千人万人とする。海路は5千人。
 海外客は台湾や韓国路線の予約が堅調なことか
ら、9万7千人となる見通し。海路は香港や上海などから15回の入港が予定されており、5万3千人の見通し。(與那覇智早)