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5カ月連続「回復」 2月景況でおきぎん経研


5カ月連続「回復」 2月景況でおきぎん経研
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 おきぎん経済研究所は28日発表した2月の県内景況で「回復している」と判断した。5カ月連続。建設関連で生コン、セメントの出荷量がいずれも3カ月ぶりに前年同月を上回るなど建設需要の回復がみられた。
 【個人消費】スーパーや百貨店の売上高はバレンタインや節分などイベント関連の商品が好調だったことや一部物価高の影響で前年同月を上回った。新車販売は引き続き軽乗用車で一部メーカーの出荷停止の影響があり前年を下回った。中古車販売は堅調だった。
 【建設】公共工事請負金額は4カ月ぶりに減少した。一方で生コンの出荷量は一部地区の公共工事向けで出荷が減ったものの民間向けが増え、前年同月を1・4%上回った。セメントも同2・4%増加した。
 【観光】観光施設入場者数は、団体客や外国人観光客の増加で前年同月を21・0%上回り、23カ月連続で増加した。ホテル稼働率(シティ、リゾート、ビジネス)や客室単価、宿泊収入はいずれも前年より増加。客室単価(シティ、リゾート)は13カ月続けて増えた。 (謝花史哲)