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2月景気「緩やかに拡大」 りゅうぎん総研、6カ月連続


2月景気「緩やかに拡大」 りゅうぎん総研、6カ月連続
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 りゅうぎん総合研究所は28日、2月の県内景気動向を発表し「景気は緩やかに拡大している」と6カ月連続で判断した。主要3項目の判断もそれぞれ据え置いた。
 【消費】百貨店・スーパーの売上高は前年を上回った。旧正月(春節)の外国客増加で、免税売り上げは最大だったコロナ禍前の2019年の水準に近づいているとの声があった。自動車の新車は一部メーカーの不正の影響が色濃く表れ、前年を下回った。中古は春先の需要が高まる時期でもあり前年を上回る水準。
 【建設】公共工事請負金額や新設住宅着工戸数(1月)、新設住宅着工戸数(同)はいずれも前年を下回ったが、手持ち工事額では公共、民間ともに高い水準が続く。資材の高止まりはあるが、民間工事の活発化など回復の動きは続くとみられる。
 【観光】県内主要ホテルの稼働率、売上高、宿泊収入いずれも2カ月連続で前年を上回った。2月は3連休が二度あり日並びが良かったほか、スポーツキャンプやマラソンイベント、春節の外国客増加が下支えした。 (當山幸都)